お小遣いキャンパー・井助です。
限られたお小遣いのなかで慎重に選んだキャンプギアをご紹介しています。
今回は私がキャンプを始めた初期に購入した、ベアボーンズのビーコンライトLEDをご紹介いたします。
最初にまとめさせていただきますと、「ソロキャンプには向かないが、雰囲気づくりには最適!」なランタンです。
細かくみていきます。
良い点
真下を照らせる
もしファミリーキャンプの寝室用のランタンをお探しなら、真下を照らすランタンが実用的です。
幼い子どもの寝相は、いつも親の予想を上回ります。寝室に置いた棚にぶつかり、棚の上のランタンが落ちてくる、なんてことがあったら大変!なので、寝室には基本、寝具や着替えなど、柔らかいものしか置かないようにしています。
そうするとテント内のライトは天井のランタンフックに掛けるのが一番です。邪魔にならないし、寝室に硬い棚を置く必要もありません。
でも、真下を照らせるライトって意外に少ないんですよね。大体のライト(ランタン)は置けるように土台がついているので、吊るした時に土台が邪魔して真下が暗くなります。
たまに真下を照らせるものがあってもプラスチックでできた家電っぽさ満載のばかりで、雰囲気がよくないように思いました。
ビーコンライトは見た目も可愛いですし、真下に特化したライトなので、テント内を影無く照らしてくれます。私がファミリーキャンプには必ず持っていくギアの一つです。
家電っぽさがない
LEDランタンは各メーカーから色んな形、色んな素材が出ていますが、正直「自宅に置いたほうが合うんじゃない?」と思うようなモロ家電的な雰囲気のランタンも数多くあります。工事現場にありそうなガチなやつもあります。
「せっかくキャンプに行くのだから、ランタンからもキャンプの雰囲気を味わいたい!」「でもオイルは危なそうだからLEDがいい!」という方には、ベアボーンズがかなりオススメです。
今や模倣品も多いですが、ベアボーンズが出るまでは、こんなキャンプの雰囲気がプンプンするLEDランタン、他になかったと思います。
中でもコッパーやブロンズを灯した時の風合いはなんとも言えません。
ガジェット色が控えめで、ハリケーンランタン風の風合いを残しつつ、真下を照らすLEDランタンって他にはなかなか無いんじゃないでしょうか。
どんぐりをモチーフにしてるとこも愛着が湧きます。自然の中に置いても違和感なく溶け込むので、山や森でのキャンプにピッタリ合うたたずまいです。
本体を回すという操作性
オン・オフはカラビナ部を回転させることで行います。光量は無段階で調整できます。
プッシュ式のスイッチって、一瞬探しませんか?暗がりだと全然分からないですし、消す時もスイッチの場所を確認しないと押せません。
その点、このライトは本体を回すだけでオン・オフできるので、シルエットさえ掴めば簡単にオン・オフできます。
大体ランタンポールやフックにぶら下がっているので、眩しいと思えば、下から持ってオフ側に回すだけで好きな明るさに調整ができます。
優しい光
MAX220ルーメンなのでメインランタンとしては心許ないですが、夜の自然を煌々と照らせる強い光は、どこまで必要でしょうか?明るすぎる光は焚き火などアウトドアの雰囲気を台無しにします。
テント内を優しく包み込むような使い方を想定するなら、220lmでも強いくらい。若干暗めにしても夜のテント内を楽しめます。
発色は白とオレンジの中間色。白すぎないので雰囲気も良く、オレンジすぎないので本も読めます。調光機能は付いてませんが、その分シンプルに操作できます。
気になる点
でも人によっては気になる点があるようで、私も「言われたら確かに、」なポイントがありましたので、いくつか挙げさせていただきます。
光の筋が花の形
ガラス(ランタンでいう”ホヤ”の部分)の形状から、下に映る光が花の形になります。
これはこれでステキな雰囲気を醸し出していると思ってますが、風が強い日はライトが揺れるので、光の筋が行ったり来たりしてテント内でゆっくりできないかもしれません。
ホヤは簡単に外せますので、どうしても気になるようでしたら別の形状に付け替えてもいいでしょう。
連続使用時間が短い
最大光量での点灯時間は3時間です。使い方によっては短いと感じるかもしれません。
私は子どもがテントに入ってから寝るまでの使用を想定しているので、3時間あれば十分です。おやすみ前には光を絞るので、実際はもっと長く使用しています。
ただ、ソロやデュオキャンプなど、ゆっくり夜を過ごす時には、途中でバッテリー切れするかもしれません。夜を長く過ごす時は違うランタンを持っていきましょう。
点灯し続けるバッテリーランプ
これは購入してから気づいた点です。
バッテリーの残量を3つの光で教えてくれるんですが、この色がブルーなんです。しかも常時点灯しています。
せっかく良い風合いでキャンプのムードを作ってくれる佇まいなのに、青い光が常時点灯していてはムードも半減です。気になって仕方がありません。
せっかく焚き火やオイルランタンなどと合わせて暖色系にまとめているのに、異才を放つブルーの発色は邪魔者以外の何者でもありません。私が唯一許せないポイントです。
点灯するにしても、せめて一時的に光るように作れなかったんでしょうか?
かさばる
丸っこい形をしてるので、ソロキャンプや軽量キャンプの時にはパッキングがしにくいです。ムリに詰め込んだらホヤ部分が割れそうですし、保護のために専用ケースに入れたらもっとかさばります。
そんな時は持っていくのを諦めて、ゴールゼロのようなスティック型か、ルーメナーのような平たいライトを持って行くほうが良いと思います。
複数人、荷物多め、車で行く時には持って行きやすいライトです。最近は子どもが忙しくソロが多いので、出番が少なく家のインテリアになっています。
まとめ
ということで、今回はベアボーンズのビーコンライトLEDをご紹介させていただきました。
良い点・悪い点色々ありますが、総評としては「ソロキャンプには向かないが、雰囲気づくりには最適!」なライトだと思っています。
ファミリーキャンプに持って行くも良し、家のインテリアとして置いておくも良し。ただ、連続点灯時間が短いので、キャンプに持って行く前に充電があるかしっかり確認することをオススメします。
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