芝生でゴロゴロすると痒くなってしまう、致命的キャンパーの井助です。
青空見上げながら、そよ風に吹かれて気持ちよく昼寝なんてできたら最高なんですけど、どうも痒くなってしまうので、どうしてもレジャーシートの上でゴロゴロしたくなります。海外ドラマとかで芝生に直で寝そべっているシーン見かけますが、痒くならないんでしょうか?
でもレジャーシートよりコットのほうが格段に気持ちよく寝れそうだし、いつかはコットが欲しいと思っていました。
ある日、家族でキャンプに行ったとき、一晩中雨が降っていたんですが、朝起きると、テント内に水溜りができていました。場所が悪いことにきづかずテントを張ってしまったんですね。
幸い、耐水圧が高いテントだったので寝床が濡れることはありませんでしたが、水がグランドシートの上まで上がり込んでいて、インナーテントの下までビショビショになっていました。
非常に残念な気持ちになりながらテントを撤去したんですが、そんな経験から、雨の時こそコットが欲しいと思うようになり、色々検討した結果、購入したコットが今回ご紹介するSouth Lightのコットです。
South Lightという謎メーカー
購入したコットはSouth Lightという謎メーカーのものです。
このメーカーを全く知らなかったんですが、安いキャンプギアを探していると、テントとかチェアとか結構ヒットしてくるんですよね、South Light。
2023年3月時点で調べてみると、株式会社高昇という日本の会社が運営しているようです。
でも私がこのコットを購入した2022年10月当時は、検索してもこれといった情報が全然出てこなくて、商品レビューもほぼ皆無で、私はてっきり中国のメーカーだと思ってました。
いや、もしかしたら輸入してるのが日本企業なだけで、中国メーカーかもしれません。どちらにしろ情報が少なく、私の中では今のところ謎メーカーです。
コットに求める3要素
どうせ汚れる、壊れるのがキャンプギア。安くて使える物ならメーカー問わない主義なので、私のこだわりを満たす中でできるだけ安いものを探しました。(お小遣いでやりくりしていますし…)
当時のこだわりは以下の4つです。
・2wayコット
・フレームは7075アルミ合金
・600Dポリエステル生地
・色は白、ベージュのどちらか
上記3点を満たす中で最安値がSouthLightの2wayコットでした。当時5,800円ほどで購入しました。
この手のコットは平均価格14,000円くらいなので、かなり格安だったと思います。
こだわりの理由とレビュー
4つのこだわりのうちカラーについては単なる好みですが、それ以外の3要素の理由と共に、実際に使用した感想をお伝えします。
・2wayコット
今もそうかもしれませんが、当時、コットといえばWAQの2wayコットが大変人気でした。
本家ヘリノックスのオマージュともいえる商品で、ヘリノックス(脚込みで50,000円ほど)よりだいぶ安い15,000円ほどで販売していて、Googleで「コット」と検索すると一発目に「コット WAQ」が候補に出てくるくらいの人気でした。
付属の脚をつけ外しすることで、シーンに応じてローコットにもハイコットにもなるのが一番の特徴です。
オープンな場所ではハイコットにすることで虫や芝生からも遠くなりますし、ベンチとして使用することもできます。
逆に天井が低いテント内では、ローコットとして使えます。
SouthLightコットの脚のつけ外しは、単純に「はめ込む」「抜き取る」だけで、なんの難しさもありません。カチッとはまりますし、自然に抜けることもありません。
あえて不便を言うなら、脚を付ける時にストッパー部分が内側に入ってしまうことがあるので、たまにペンチで戻すくらいです。
・フレームはA7075(超々ジュラルミン)
コットの中にはフレームが丈夫なスチール製のものもありますが、とにかく重くてなるだろうと思い、軽く丈夫なアルミ合金にこだわりました。
また、シート一体型のほうが組み立ては楽ですが、コンパクト性も重視していたのでフレームがシートからバラせるタイプで探しました。
構造はヘリノックスやWAQと一緒です。SouthLightも軽くて丈夫で満足しています。
ただ、このコットの一番の懸念点でもありますが、フレームの軸が抜けそうです。
いつも片づける時に気づくんですが、もし使用中に抜けていたらと思うと、ヒヤッとします。
可動する部分ではないので、接着剤で固めてしまおうと思っています。
・600Dポリエステル生地
私が一番こだわった点です。
大人気WAQのレビューにしばしば登場するワードが「ギシギシ」「軋む」です。
寝ていて寝返りを打つたびにギシギシ音がしていたら、寝てても気になってしまいます。
デュオやファミリーキャンプなど、近くで自分以外が寝てる時は特に気になると思います。
ところが、YouTubeのコット比較動画を見ていると、「WAQは軋むが、VENTLAXは軋まない」と結論づける方が多くいらっしゃいました。
VENTLAXはコットやチェア、火バサミが有名な日本のアウトドアメーカーです。
WAQとVENTLAXに何の違いがあるんだろう?と疑問に思い、この2つのスペックを比較してみました。
WAQ | VENTLAX | |
サイズ | 190x67x17-37cm | 190x67x17-37cm |
重さ | 3.2kg | 3kg |
フレーム素材 | A7075(超々ジュラルミン) | A7075(超々ジュラルミン) |
シート素材 | 300Dナイロン | 600Dポリエステル |
表を見てお分かりいただけると思いますが、私はこの中で最も違う『シート素材』に注目しました。
「ナイロンは軋み、ポリエステルは軋まないのでは?」と仮説を立てて、色んなメーカーのレビューを見ていくと、
「WAQに比べてギシギシしません」
「軋み音はそこまで気になりません」
といった声がポリエステル生地には結構多かったんですね。根拠は全くありませんが、軋み音が少ないと思われる600Dポリエステル素材を前提に候補を挙げていきました。
他にもシートにコットンを使ったものや、裏地にメッシュを貼りあわせて音対策しているメーカーもありましたが、コットンは重くなるし、メッシュは耐久性が気になりました。
私が選んだSouth Lightも600Dポリエステルですが、寝返りを打ってもギシギシ音が少ない気がします。(現在、もっと格安のコットと2つ持っていますが、こちらはギシギシ鳴って寝れたもんじゃないです。)
もちろん、軋みが無いわけではないですし、WAQやVENTLAXと比較したわけではありませんが、寝てて気になるほどではありません。私の仮説が当たったのかどうかは分かりませんが、買い物失敗しなくて良かったです。
まとめ
ということで、今回はSouthLightの2wayコットをご紹介しました。クオリティにほとんど不満はありません。平均単価の1/3〜半額くらいの値段で買えたので、良い買い物をしたと思っています。
脚無しで持っていけば軽量ですし、チェア兼マットレスにもなるので、地べたに座るより良さそうです。今度ミニマムキャンプやタープ下でのんびりする時に持って行こうかと思っています。
SouthLightはロゴもカワイイし、ナチュラル系のスタイルにはとても合うメーカーだと思います。値段の割にクオリティも悪いわけではないので、これからもっと有名になるメーカーかもしれませんね。
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